【お母さんのSOSをしかと受け止めました】
母1人子1人。
しかもその子が思春期真っ最中。
でも、学校やうちのような第3の居場所では、とっても優しい優等生。
外でとっても優等生だから、お母さんにだからこそ、色んなワルイこともしてしまう。
その子はその子でお母さんと日々やり合う事にストレスを抱え、お母さんはお母さんで、メンタルが崩壊しそうと泣きながら、自分がおかしくなる寸前だと私達(私とチーム長)に話してくれる。
「子どもを助ける所はあるけれど、母の私を助けてくれるところってないじゃないですか」
沢山自分で調べるお母さん。頑張ってるお母さん。
「自分は真面目で優等生だったから、こんな子の育て方がわからない」
そこで私の経験談登場。
「我が家の子供達は、5教科で400点以上がどれくらい取れるかで気を揉んでいたのに、
無料塾の子達は、100点超えるか超えないかな訳ですよ。
でもね、そんな子達ほど、優しいし、いざという時、我々を助けてくれるんですよ。」
そして、お母さんから見たお子さんと、私達から見たお子さんの良いところを沢山話しました。
それでも、このような問題は、警察や児相を絡めて何度も考えてきたとか、、、
お母さんのコップから溢れるしんどさが約1時間半に渡り伝わってきました。
そして、母はこう言いました。
「聞いてくれるだけならどこも聞いてくれる。でもそれだけでは、私の問題は解決しないんですよ。」
このご家庭に、不登校支援の補助金が学校には行けるようになっているし、学校も家庭の事情は把握できているということで、降りなかった。
そして、我々は、今度は、行政に掛け合ってみたのですが、「もっと困難な家庭はある」との事で児童育成支援拠点事業への移行も叶いませんでした。
さて!どうするか!!
だからこそ、民間の出番なんだなと、お話を聞きながら、頭をフル回転させどんな支援ができるだろうか?と。そして、我々がやっている事業を曜日によって使い分けてみてはどうか?という提案をしました。
すると、お母さん
「これだったら、家の中で悪さする時間も無くなるし、やっと希望が持てるようになりました。」
シングルマザーで、どうしても家を空けないとならない時間に、知恵がついてきた我が子をどうしたら良いのか本当に苦しんでいたお母さんでした。
その母親の苦しみ、そしてその子の苦しみを現場でずっと聞いてきたうちのチーム長。
「有料だとお母さんが払えないかもしれない。でも、今、手放すのはすごく心配な家庭。その子の行き先がない、、、」と電話口の向こうで泣きながら、私に訴えてきたチーム長も、ホッとした笑顔(^.^)
これからも、まだまだ支援が必要です。
先日、思春期には母も我々もかなり、手がかかった?卒業生が、顔を出しに来てくれました(^^)
そして、無料塾の重い荷物などを運んでくれて( ; ; )今は、ピアスに体の塗り絵にと流石に金髪は
黒くなりましたが(笑)とっても優しい子達です♪
時々思い出して、こうして元気な姿を見せに来てくれる。
ちゃんと仕事もしてるし、学校にも行ってる。どんな子達も、ちゃんと愛情を親御さんと地域でかけていれば、ちゃんと自立した子に育ってくれます
力強く、私はお母さんに伝えました
やっぱり、小さいけれど地域の力は必要です。
こんな支援があちこちに出来ているし、支援団体も増えています。でもどこも財政が厳しい。
そんな支援団体が、継続できる支援を、女性初の高市首相には期待したいです。


